新婚旅行記③ドバイぼったくりタクシー撃退
また彼女ぴの天才記録が更新されてしまった……。
簡単に言うと、、、
彼女ぴ、ドバイで乗ったタクシーがぼったくり業者だと気づく
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会計時に案の定ぼったくり価格を提示され、たたかう彼女ぴ
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彼女ぴ、神業により適正価格のみを支払うことに成功
順を追って説明すると…………
昼過ぎ。
ドバイは今日も猛暑。
モノレールを降りて、目的地まで…
徒歩20分とメトロ20分とまた徒歩10分…暑い暑い暑い暑い暑い無理無理無理無理
タクシーだと20分……相場は…だいたい50ディルハム(1500円くらい)か……
え、ひとり750円でタクシー乗れるならいいかも……
そう思い、タクシー乗り場に向かった私たち
乗り場に到着してすぐに、スタッフに声をかけられ、タクシーに乗るよう促される。
タクシーに乗る前に彼女ぴは「ここまで行きたいんだけどどれくらいの価格?」と訪ねるものの、
「メーター制だから毎回違ってくる。乗る前にはわからない」などとはぐらかされる。
教えてくれない(;_;)
後から、これは貴重なぼったくり業者のサインだったんや……と気づく。
あれよこれよと荷物を運ばれ、タクシーに乗らざるをえない状況となる。
***
運転中は極めて和やかな雰囲気。
「モールに寄って買い物する?ホテル(※目的地)行く前に連れていきましょうか?❤」
などと提案さえされる……
(後から振り返るとこれも貴重なぼったくり業者の特徴なのであった……)
***
あれこれ話しているうちに、彼女ぴの顔がどんどん青ざめていく。
私が「体調悪いの?大丈夫?」ときくと、
彼女ぴ「やっぱり……これヤバいやつだと思う…………」
私が「????」となっていると、彼女ぴは「これ、たぶん、かなりぼったくられる。」と呟く。
ま、、まじかーーー!!
冷静(にみえる)彼女ぴは、「おーちゃ、財布かしてもらっててもいい?」と言って、私の財布をあずかってくる。
小者ワイ、混乱しており、意図はよくわからなかったが、彼女ぴに言われるがまま財布を預ける。
私たちが緊迫した雰囲気になっていることに運転手は恐らく気づいておらず、他愛もない会話をつづけてくる。
目的地のホテルが見えてきた頃に、会計額を提示されて………
案の定、相場の5倍近く!!
(相場:50、提示額:240)
なんて振り切れたぼったくりなんや……
清々しいまでのぼったくり……
彼女ぴ、すかさず「これは高すぎ!!!」と運転手にツッこむ。
運転手、「いやいやwこれは妥当な価格っすよw」と、軽くあしらう……
彼女ぴ、どう出る!?
こいつはなかなか値切れないんじゃ!?
と思っていると……
彼女ぴ「私いま50(※相場価格)しか持ってません。」
ぉぉおおおおぉぉおぉぉぉぉぉぉ!!!
強気!!!!!!!!!!
運転手「ドルでもユーロでも日本円でもいいよ。あるお金を全部だしてみて」
彼女ぴ「ありません。ほんとに50しかありません」
運転手「はぁ????本当に?本当に??!」
運転手、キレだす……(;_;)
彼女ぴ「私、乗る前にいくらかかるか聞いた!でも答えてくれなかった」
運転手「いやいやいや50じゃとにかく話にならないから」
彼女ぴ「わかった!じゃあちょっと日本のVISAセンターに相談させてほしい」
運転手「いや、ATMに寄るから金下ろしてこい。いいな?」
彼女ぴ「いや、そのままホテルに向かって。ホテルのスタッフに相談して、現金を立て替えてもらえます」
運転手「いやいやいや。とにかくATM寄るから。金下ろしてこい。ATM!ATM!」
彼女ぴ「…………」
ふたりのやりとりが白熱しており、無能ワイは涙目。
彼女ぴどーーすんの!?
結局払うしかないよね!?
どーーーすんの!?
ショッピングモールのような場所に連行され、「ATM行ってこい」と車を降りさせられる彼女ぴ。
私も一緒に出ようとすると「2人で行く必要ない。お前は車の中にいろ」と監禁される……😭😭人質………(;_;)
私は、
彼女ぴが今どんな作戦で
どんなことをしようとしているのか、
見当がつかなかったため、
とにかく彼女ぴの作戦の邪魔をしないように過ごすことに徹した
彼女ぴがATMに行っているあいだ、運転手はしばらく私に向かってキレ散らかしてたけど、
「ワイ日本語しかわからんやて〜😭いまなにが起こっとるのかもよぉわから〜んねん😭ごめぇ〜ん😭」
みたいな態度を貫くと、自然と運転手の暴れも収まってきた
海外の人にキレられたら使えるテクニックだ
しかし、5分経っても10分経っても彼女ぴが帰ってこない……
痺れをきらした運転手、
車を出て彼女ぴの様子を見にいく……
しかしすぐ戻ってきて、
「お前のトモダチATMに居ないんやけど!?!?!?おい!!!どこや!?」
と再びキレ散らかす
彼女ぴ、、どこに行っちゃったの、、、、!?!?
外めっちゃ暑いし……誘拐されてたらどうしよう??
どこかで倒れちゃってたらどうしよう??
パニックになりかけるけど、、彼女ぴは天才。彼女ぴは神。彼女ぴなら大丈夫。彼女ぴを信じることしかできなかった。
「トモダチに電話しろや!電話!電話!で!ん!わ!」
運転手めっちゃキレとる……
「私、ネットワークつながらない。彼女がWiFi持っていってる。私、電話かけれない」
と運転手に説明すると、運転手は再びキレて彼女ぴを探しにお出かけした。
私も探しにいきたかったが、「お!ま!え!は!こ!こ!」と、車から出ることをゆるされなかった、怖ぇぇえええ……
彼女ぴ、彼女ぴ〜〜〜〜(;_;)
みつかりますように……
みつかっても、ボコられませんように……(;_;)(;_;)(;_;)
心配で心配で手が震えた
もし彼女ぴの身になにかあったら、
こんなに怖い思いをするくらいだったら、
最初からぼったくり価格を呑んで払ったほうがよかったんじゃないか……??とさえ思った。
でも、でも……大丈夫……きっと大丈夫……
彼女ぴは天才……彼女ぴは慎重……彼女ぴなら絶対ぜったい大丈夫……
老いたトイプードルのように震えながら彼女ぴの帰りを待った。
***
しばらくすると、運転手と彼女ぴが一緒に戻ってきた。
彼女ぴは誰かと電話している様子。
車に戻るや否や、彼女ぴが
「この電話口の人と話してください」
と、運転手にお願いしている。
運転手は電話にでると、
「ぁ??ぁあ????いやいやいや…」
などと憔悴している。
しばらくして電話を彼女ぴに返して、
彼女ぴは電話で
「はい。50?50ですね?ありがとう」
と言って、
運転手にむかって
「私は50だけ払えばOKだって!」
と言いながら50ディルハムを運転手に叩きつけた(かっけぇ……………………)
……いったい何が起こっていたのか………??
***
ATMでタクシーを降ろされた彼女ぴは、
まずクレジットカードの海外相談センターに電話し、判断を仰いだところ、
「現地の警察に相談するしかないですね……」
と言われたらしい。
そして、現地の女性に事情を説明すると、、、
なんと現地の女性が警察に電話で状況を説明してくれたとのこと(;_;)
神……。
神には神が味方すんだね………。
警察が、
「運転手のひとと話させて欲しい」
と言ってくれたみたいで、
それで、警察の人が運転手に何を話してくれたのかはわからないけれど、、
とにかくぼったくり価格を払わずに済んだ………!!
適正価格のみで済んだのです…………!!!(;_;)
***
運転手は「なんで警察に電話すんねん」「ゴメンじゃないねん」「ATMで金下ろしたんじゃなかったんかい」などなどキレ散らかしながらも、ちゃんとホテルまで送ってくれた
怖かった……怖かった!!けど……
彼女ぴ……天才だった……………
***
あとから聞くと、彼女ぴが私の財布を預かったのは、
「おーちゃが焦って現金あるのを見せちゃわないように」
「おーちゃが焦ってぼったくり価格で払っちゃわないように」
ということだったらしい。
よくその瞬間にそこまで頭マワッたな……。
たしかに1人だったら間違いなく払っちゃってたよ……。
やはり彼女ぴは天才……。なんでもわかるんだな……。
でも、やっぱり、ぼったくり業者を撃退するのはリスクが高すぎる。
今回はたまたまいろんな奇跡がかさなった。
現地の女性がいなくて警察にうまく相談できなかったら……?
運転手がもっとヤベェやつで、暴力をふるわれたりされていたら……?
見知らぬ土地でタクシーにのるの、本当にリスクが大きいから、できるだけ早い段階で、ぼったくり業者かどうかを判断できるにこしたことはない。
今回の経験と、ネットで軽く調べたことをふまえて……ぼったくり業者の特徴と、気づくため&気づいたあとにできることを軽くまとめておく。
ぼったくり業者の特徴
・車にそもそも「TAXi」の文字が書かれていない
・乗車前におおよその価格を教えてくれない
・関係ない場所に連れていこうとしたりやたらと親切すぎる
・到着よりも少し前に会計提示してくる
(現地の人に相談されてぼったくりがバレたらマズいから、事前に済ませようとするのかな?)
・誰かに相談させて欲しい、とお願いすると嫌がる、ATMに連れていかれる(理由は同上??)
ぼったくられないためにできること
・タクシーに乗る前に適正価格を調べて、いまこれだけしかお金が無いけど目的地まで乗れるか?と合意をとったうえで乗る
・タクシー業者に財布の中身や札束など見せない。「金持っとるやん。全部奪ったろ」と思わせない。ぼったくり業者はあればあるぶんだけ奪おうとする。
・ATMでお金を下ろすよう促されたらとりあえず言う通りにするフリをして、こっそり現地の人や警察に相談してみる(これは最終手段!!危険度は高い…!)
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今回、本当に彼女ぴがお見事すぎて神すぎて、、
「ドバイ タクシー ぼったくり」とかで調べてもみんな払っちゃってて、失敗してて、、誰一人として撃退できてなくて
もしかしなくとも彼女ぴは天才すぎか????
私も1人だったら絶対払っちゃってたな、途中でぼったくり業者だと気づいたとしても、電話で相談とか思いつかなかったと思う。
彼女ぴの生命力の高さにキュンキュンキュンキュンとした。。
ぼったくり業者に払わずに済んだぶんのお金でふたりでおいしいごはんを食べられて、旅がさらに幸せになったよ。
ほんと、彼女ぴは、、、。。
💗💗💕💕💗💗💕💕